『定年後―豊かに生きるための知恵』(加藤仁著)

『定年後-豊かに生きるための知恵』(加藤仁著、岩波新書)

『定年後-豊かに生きるための知恵』(加藤仁著、岩波新書)

帯に「悔いのない『8万時間』のためのヒント満載」とある。3,000人以上の定年退職者を取材したという筆者が、「定年とともに始まるもう一つの人生を、どう生きるか。心得ておくべきことは何か」について、記している。
登場する人物は多彩だ。旅をする人、仕事を作る人、趣味を極める人、地域社会に生きる人…。いずれも、行き当たりばったりではなく、定年を目指して周到な準備を続けた人たち。忙しさにかまけて、顧みることのなかった夫婦関係や親子関係を見つめなおす人もいる。
発刊は2007年。私も定年を10年後に控え、この本を手に取った。自分には何ができるのか。五十路を迎えて、足し算は難しいだろうからと、来し方をメモ書きにして眺めてみた。さらに、定年を迎えるにあたっての本を、読み漁った。その結果が、地域情報発信サイトであったり、この「となみの情報工房」だった。
本に書かれた人たちは、それぞれの“道”を極めた人ばかり。10年前の出版とあって、年金も今よりだいぶ条件がよいようで、旅行に、趣味に、活動的だ。私には、なかなかまねができない。
私も私なりに、古里のささやかな魅力を綴ることを、晴耕雨読の「定年後」にしたいと思っている。
 
 
 
 
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