
フロントベゼルを外し、液晶パネルを取り出したHP-Probook450G3。裏側の一番下にコネクタがあり、本体へのケーブルがつながっている。
Windows7サポート終了は、中古パソコン愛用者にとってはとてもありがたいイベントとなった。あまり知られていないが、マイクロソフトは現在も、Windows10への無償アップグレードを行っており、安価なサポート切れパソコンを現行機と同じように使うことができる。
自分の仕事用サブマシンと妻のパソコンを入れ替えようと、Windows10からダウングレードしたモデルに狙いを定め、ヤフオクでHP-Probook450G3を2台、落札した。第六世代のCore-i5搭載で性能は十分のはずだが、どうしたわけか、1台のディスプレー画面があまり明るくない。
マシンそのものはまったく問題ないので、液晶パネルを交換することにした。パネルはアマゾン経由で注文。外し方などは、YouTubeに何本かアップされていた英語の動画を参考にした。
難易度は意外に低く、パネルが入っているベゼルの分解は、とても簡単。ケーブルをつなぐコネクタの型式はいろいろあるようで、動画そのままのやり方では外れず、やや手間取ったものの、1時間ほどで交換終了。当たり前のことだが、新品同様のクリアな画面がよみがえった。
うれしかったのは、注文した中国・深センの業者さんの対応。注文したのが3月4日で、直後にコロナ禍のため日中間の国際郵便輸送がストップ。問い合わせに対して、明らかに大学などで学んだと思われるレベルの高い日本語で、日本国内の蔓延を心配する言葉まで添えた大変ていねいなメールをいただき、28日に無事、到着した。
アジアを中心にこれだけ多くの外国人が日本を訪れ、「おもてなしは…」などと立派なことを言っていながら、私を含め日本人のほとんどは隣国の言葉をまったく解さない。一人当たりGDPが世界26位と、韓国にも追い抜かれようとしている現状(もちろん韓国を下に見ているわけではありません。“世界第二位の経済大国”の郷愁から、今も逃れられないのです)を思い、つい「大丈夫か」と考えてしまった。