フリーDTPソフト「朝刊太郎」で広報紙制作

我が町内会の広報紙創刊号。フリーDTPソフト「朝刊太郎」で制作した

我が町内会の広報紙創刊号。フリーDTPソフト「朝刊太郎」で制作した

あいも変わらず、ボランティアのお話。
新年の地元町内会役員交代に伴い、「広報紙を作ってほしい」との依頼を受けた。情報共有で自治意識を高め、地域活性化を目指したい、という。

長年、“新聞屋”をナリワイとしていたので気軽に引き受けたが、よく考えると、コピー代しか予算がない中で、初めて広報紙を作る役員たちと、どのように作業を進めるか、いろいろ難しい点がある。特に、紙面をレイアウトするDTP(デスクトップパブリッシング)ソフトをどうするか。それぞれ仕事を持っているから、自宅で作業できるように人数分ほしい。

そこで思い出したのが、フリーソフト「朝刊太郎」。本物の新聞製作同様、写真や見出しを配置して、記事を流したり畳んだりできる優れもの。新聞製作がコンピューター化されて、しばらく経った二十数年ほど前、ある新聞社の技術者が作ったと記憶していた。探してみたら、なんとWindows10版がリリースされていた。

さっそくダウンロードして、担当役員に配布。取材した記事や写真をメールで送ってもらい、当方で「朝刊太郎」ファイルにして、再びメールで返すという形で作業を進めた。なんとか発刊した創刊号の評判を恐る恐る聞いてみたら、思いのほか好評で、ほっと胸をなでおろした。

担当役員には、記事の書き方、写真の撮り方から、何を取材するかまで、身に着けてほしいスキルは多々あるが、とりあえず、レイアウトの基本ルールなどから、ひとつずつ学んでもらいたいと思っている。可能であれば、役員以外の関心のある方も集めて、講習会のようなものも開いてみたい。

草の根レベルから自治の大切さを考えることにつながるだろうし、会社勤めや趣味の会の世話などで、ちょっとした新聞が作れるようになるのも意外に楽しいと思う。ネットが主流の時代とはいえ、紙の新聞の面白さも、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと考えている。
 
 
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