『離島発 生き残るための10の戦略』(山内道雄著)

『離島発 生き残るための10の戦略』(山内道雄著、NHK出版生活人新書)

『離島発 生き残るための10の戦略』(山内道雄著、NHK出版生活人新書)

少し元気の出る本を、ということで、島根県の離島、隠岐の島の海士(あま)町長が書いた地域起こし奮闘記。
財政破綻寸前でありながら町村合併を拒否し、「日本一安い給料で日本一働く町職員」を中心に、奇跡の復活を果たした小さな町の物語は、破天荒という言葉を通り越して痛快に思えるほど。
特に「島をまるごとブランド化戦略」が示唆に富む。サザエカレー開発、魚介類用の最新鋭冷凍設備導入、隠岐牛など、もともと島にあったものを民間感覚で商品化し、“外貨”を稼いでいる。U、Iターンも順調に増えているという。
極めつけは、島外から生徒を集める高校存続策。砺波地方でも福光高校の統合が論議を呼んでいるが、少子高齢化、人口減に悩む全国の自治体に、「古里を守るやり方は、いくらでもある」と勇気を与えてくれそう。
 
 
 
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