ポスターなどによく使われる散居村の水田に夕陽が沈む写真。黄金色に輝く姿は、神々しささえ感じさせる。
自分もなんとかモノにしたいと思ってきたが、学生時代を除いて生まれてこのかた、ずっと住んでいるにもかかわらず、意外に撮影の機会に恵まれない。
まず、水田に夕陽が反射する期間は意外に短い。4月下旬から五月下旬までのわずか1か月ほど。それから先は、稲が青々としてくる。
もちろん、晴れた日でないと夕陽が沈むのを見られない。さらに、気温が高いと靄がかかって、太陽がかすんでしまう。
寒冷前線が通り過ぎた雨上がりがベストなのだが、これもせいぜい数日しかない。当方の休日に合わせてくれることは、めったにない。
先日の晴れた日曜。何の気なしに散居村展望台までドライブをしたら、急に気温が下がり始め、夕陽がくっきりと見えた。
カメラを持たずに来たことを後悔したが、あとの祭り。三脚を立てた愛好家たちに交じって、スマホでの撮影で我慢した。
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