
マルウエアの一つ、Malware Crusherの画面。いかにもアンチウイルスソフトのような体裁で、有償版の購入やサポート契約に誘導されるという
一件はお店のパソコンで、マルウエアはブラウザのキャッシュに記録されて悪さをするタイプらしく、キャッシュを削除したら出てこなくなった。お孫さんがユーチューブを見たり、ゲームをしていたということなので、「専用のパソコンを用意してはどうか」と提案。
もう一件は、もともと入っていたアンチウイルスソフトのうえに、フリーソフト(これもも怪しいものだった)がインストールされて、エラーが出たままとなっていた。
マルウエアはソフトとしてインストールされており、「設定」から「プログラムのアンインストール」に進んで削除した。ほかにも危なそうなプログラムがあったので、併せて削除。最新のアンチウイルスソフトを買ってきて、入れ直した。
両方とも、パソコンをネットに繋いで仕事に使っているにもかかわらず、セキュリティに関しては、ほとんど無防備だったことが災いした。実害には至らなかったが、これだけパソコンが普及すると、こんな方が意外に多いのだろう。
マルウエアなどの感染は、自分だけでなく、ほかの人にも大変な迷惑をかけることがある。きちんと対策をして、ちょっとでも挙動がおかしいと思ったら、すぐに心得のある人に相談してほしい。
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